本伝08章[Step77]カラダに甘い減量法

 280日目 
▲59.6kg(半減+8.4kg)
▲60kg目前!

と言えば,あずき茶を思い出す…と言うよりさっき飲んだんだけどね。
 なぜか博多駅前(だからまだ博多におんのかい!)のセブンイレブンでしか売ってないこのお茶,とうとうラベルを剥がして持って帰ってしまった。東京西池袋の遠藤という会社の作ってる有機小豆のお茶らしい。
 百日間食感完成プロジェクト(STEP64参照)開始の頃に見つけたこのお茶,最初の「まあ美味いかな?」が1ヵ月だった今は完全に「甘~い!」と感じるようになった。博多食感塾は素晴らしい教育効果なんである。
 砂糖が入ってなくても…もちろんスクラロースKとか危なそうなゼロカロリー甘味料なしでも,舌はちゃんと甘さを感じるんであります。カラダを信じるべし!カラダが喜ぶことは減量にも良い!

 で…話は風呂とウォーキング。
 どちらも最近思うのは,減量でやってきたのと同じこと。カラダに気持ちいいのが結局一番減量にも効果的。
 まず風呂だけど…外国人が日本の風呂って熱過ぎる!って悲鳴上げるのご存知だろか?
 日本人はあの50度近い風呂で「いい湯だなアハハン」。さらにサウナに入って汗だくになった後,水風呂に頭まで浸かって健康になると思ってる爺さんをよく見かける。
 古代ローマの風呂の光景を映画とかで見た記憶がないですか?半身浴でしょ?事実,ハンガリーのブダペストで温泉に入った時,そんな入り方してた。
 松山道後の椿湯は,すぐ隣の道後温泉本館とそっくりの造りだけどなぜか地元の人がほとんどの銭湯。ここでの入り方は,まず全身浸かって,汗が出てきたら一段上がって半身浴,さらには足だけ浸けて上半身は床に寝る人が多い。それが風呂に入り慣れた土地の入り方なわけ。
 医学的にもぬるいお湯に半身浴ってのが一番血行が改善するとされる。
 なのに全身浴で茹でダコになりたがる感性は──やはり日本人独特の精神主義。
 サウナは半身浴と同じくらいの効果があるらしいけど,その後冷水に浸かるのは絶対悪影響しか出ない。高温で人体は脱水症状くらいしか起こさないけど,低温では凍傷になって人体を傷つける。体を冷やすことほど健康に悪いことはないわけじゃん?
 夏になって,日常生活でも汗ジットリなんだから体温よりちょっとだけ高い温度の風呂に半身浴するだけで十分温浴効果はある。茹でダコは体力の無駄使いです。

 ウォーキングも,同じ発想で行った方が効果的だと思い始めました。
 便秘解消にいい歩き方としてはかかとで着地するのが良いんだって。胃腸のツボがあるんだとか?半信半疑でそういう歩き方してみたら,どうもこれがいいらしい。
 足に力が入らないんだ!──足先の指で着地しそのまま地を蹴ると足全体に力が入ってる。いわば力で歩いてる感じなんだけど,かかとで着地するとかかとから足先に重心が移動した後で地を蹴ることになる。一歩ごとに足裏をもみ上げてる感触。つまり足裏全体で歩いてる感じになって柔らかいんだな。その分足全体がしなるように力を抜いて歩ける。

 街歩きし過ぎて時々くるぶしや膝を痛めてたのが,この歩き方にするとなくなった。
 競歩大会で優勝するためじゃなく,好く痩せるためのウォーキングなら断然この方が効果的!歩き続けることにプライオリティーがあるんだから,故障する危険性は回避すべき。
 それと,つま先歩きだと体が前のめりになりがち。足指は背骨の軸より前にあるんだから当然です。これがかかと着地だと背骨の軸をブラさずに歩ける。すると,腹筋と背筋に力を入れて背筋の伸びた体勢になるんだわ。
 最近知ってドキリとしたのが,急激な減量が引き起こす病気の一つに腸下垂がある。腹の脂肪だけじゃなく筋肉も溶けて流れちゃうと,周囲がスカスカになった腸管が下に弛んで,ぜん動運動に支障が出てウンチが溜まる。酷くなると腐って腸内環境を悪化させちゃうから,スンゴく臭いおならが出たら要注意なんだって。
 3~4日置きにでも定期的な排便があれば心配ないらしいから,わしの場合医者にかかる状態じゃないけど──減量が便秘に繋がるメカニズムとしては激しく納得。
 今やってる唯一の運動はウォーキングなんだから,腹筋が維持できる歩き方は大切なわけ。
 といった苦労が絶えない今日この頃です。