って思い始めちゃいましたよこれが。
不当に低く設定しない限り，目標体重はカラダにとって最も高機能な状態。つまりカラダはそこに戻りたがってる。なのに意志の側の何らかのストッパー(多くの場合は食生活リスクの無自覚な受容)でカラダが痩せるのを無理やり妨害してるのが肥満って状態。
だからね。減量がある程度進んだカラダには，ちゃんと耳をすませましょう。っつうか彼の言うことが結局一番効果的！
一応フォローすると──ごく少数の減量本には啓発やアイデアを得ることは多いのよ。でも，実際のアクションに際してはそれらにすらとらわれるべきじゃない。
だってカラダには個性があるじゃん！最後はカラダに聞かなきゃ減量をカスタマイズできまへんで。
三連休なんで愛媛をうろついてます。
前章で書いたんで道後の人──見方次第では日本最古の観光地のこの町は，浅草みたいに遊び上手な旦那衆が多いみたい──の入浴法をさらに注意深く観察してみました。
ヒマなんか？──なッ何て事言うんだ！この観察の結果，わしは道後人奥技「入浴５段活用」を体得したのであるぞ。
そこ！ふ～んって言うな！
いやホント，流石に風呂に入り慣れた風流人には学ぶとこ多いのよ。この入り方は程良い温熱効果で長～く入ってられる。ミスター烏の行水だったわしが30分以上入れるんだから間違いない。自動車のエンジンに例えるなら，最高に燃費がいいわけよ。
それでは──活用の第１段。普通に首まで浸かる。でも３～５分入って汗がジットリしてきたらそれ以上は浸かってる必要なし。エンジンを点火するだけ。
第２段。ヘソから下だけ浸かる。いわゆる半身浴。銭湯なら段に座ればいいし，家風呂なら湯の中に小さい椅子を入れて座る。空気で冷却される上半身と湯に熱される下半身との間で循環が促されてく。快適な間はこの状態を続ける。わしなら10分程度かな。
第３段では膝までだけ。いわゆる足浴。これだけでも十分代謝は促進される。
第４段は足首までだけ。これは呼び名はないね。足の甲が浸かればいい。残業して湯船に溜める時間がなくなった時にヤケクソで入ったのが最初だけど，驚いたことにそれなりの温度ならそれなりに汗も出る。
半身浴もだけどちゃんと浸かってないから損で中途半端で日本男子たるものは！なんて精神主義の玉砕好き屋さんに耳を貸すこたない。いわばギアをトップに入れた状態と思いましょ。エンジンの回転数が上がってるんだから，循環系にとって一番遠くにある足先とその他の部位の温度差を作ればカラダの中に対流が起こる。単純でしょ？
第５段。湯を出て風呂の脇に座る。ええっそれじゃ入浴してない！って？そうですか？試してみて，結構汗は止まらないから。湯に浸かってなくても風呂にいる限り，サウナほどじゃなくてもビニールハウス内位の温度と湿度っしょ？まして風呂脇に座ってるから尻から熱は入る。風呂が岩で出来てりゃなおさらです。道後人は風呂脇の岩の床によく寝そべってまっせ。
以上の５段活用をその日の自分の体調に合わせて最低30分。汗が出てきてたらすぐ活用を変えるのがポイントね。あくまでカラダに甘～く！
この間，疲れたり痛めた部位があればマッサージする。
足先からリンパ節のマッサージをやるのもいいみたい。減量で脂肪を失って弛んだ皮膚，便通が悪いなら腸なんかもコネてやる。代謝が上がってる状態なことが重要なんだから，その部位が湯に浸かってる必要はない。
これ，出産後に弛んだお腹のケアの方法を聞いたんで，同じことやってるだけ。１万円近い専用クリームもあるそうだけど，金使う方法は原則信じないことにしてんので…
ってやってたら結構30分なんてすぐに経っちゃいます。
最後はまた便秘話。
急な減量時に現れるっていう腸下垂を恐れてたんだけど明快に解消された。
風呂マッサージに加え，穀物を多目にしたらあら不思議！劇的なウンチ君ブリリアント効果！毎日快便君なのさ！野菜食べりゃ繊維質は足りるって思ってたけど，便通改善には繊維質プラスアルファの何かが必要みたい。やっぱご飯なわけよご飯！
だからお前ご飯卒業したっつっただろ～！…え？またその話？昔の事に執着してちゃ成長できないぞ，なあ片岡！(誰？)
そんな些細な事よりもさあ！やはりカラダの声に耳を澄ます。これですよコレ！そうして進化してきたカラダがご飯を求め初めたって，ただそれだけのことですよ。(ブーイングの嵐)