▲なぜそこまで息が長いのか,台湾のキティちゃん人気!?専門メット屋
▲同じく忠孝復興で見つけたキティちゃん専門ケーキ屋
3桁時代から台北の街は大好き。そーなんですけど,どーしても許せない事がありました。
横断歩道のとんでもない少なさ!誰が何っつっても許せない!
そっちの方がエラいと台北市交通局総務第二課長か誰かが思ったんだろか?あるいは戒厳令下でその方が管理しやすいと考えたのか?交差点に設置されてんのは,地下道か歩道橋。要は階段使う機会が日本国内より極端に多いわけ。
さあご想像いただきたい。デブにとって,あの階段って奴が如何に疎ましい宿敵であるか!一般の皆様には分かるまいよのうオホホホ…。
なぜそこで笑うのか自分でも意味不明だ。それはともかく,今回のわしは階段をヒョイヒョイヒョイのヒョイな半減ボディで颯爽と台北に舞い降りたわけ。
するとですよ…台北市交通局総務第二課長,聞いてくれよ!
何とあっちにもこっちにもそっちにもどっちにも!?これまで無かった交差点に横断歩道がぼこぼこに出来とるやないかッワレエ!
いや,とっても楽で良いですよ,とってもね…たださあ(涙)…やるなら3桁時代にやって欲しかったヨオ…聞いてんのかヨオ…総務第二課長オオオ!
▲西門街の黄昏
とにかく。台湾で食う以外の事もほんの少しはやってましたので,一応その辺のとこをね。
まずは!その横断歩道だよ!!(ま…まだそこにこだわるか!?)
最近一気に整備されたからなのか何なのか?横断歩道には当然信号機があんだけど,大抵のに残り秒数カウントが付いてます。
…それ必要か?全横断歩道に必須なのか?
まあそれは,わしも敬虔なキリスト教徒だから(浄土真宗だけど)許そう。しかし!!こッこれは…
そのカウントが,常に中途半端な数字で始まるの!!
「62」とか「37」とか妙に端数付き。かっちりした10の倍数になってるのを見たことがない。5の倍数ですらない。それなら例えば40秒でいーじゃん!
それとも,その2秒とか3秒に絶対の自信を持ってるの?持ってるとしても何で切り上げない?なぜ?
出てきて説明しろよ!第二課長!(第一課長でも可。ただし第三課長は不可)
▲師大裏の花咲く路地
2日目,台北[凄-ニスイ+テヘン]運公司発行のフリーガイドブック「都会の旅」日本語版ゲット。中国語版,英語版と並べて地下鉄各駅に相当数置いてある。
いつ改訂されて,この有り様が見れなくなるかと気が気でない。幸い,まだあの素晴らしき表記はそのまま。
▲都会の旅 裏表紙
裏表紙からそこまで飛ばすなんてサービス精神旺盛!
この小冊子の凄さはとても語り尽くせないけど…少しだけ紹介。詳しくは現物をゲットせよ!!
[33頁]台湾電力ビル周辺の美食サークル
台湾大学と師範大学の区域内なので,往々にして大勢の学生がどっと押し寄せ,あちこちに列を並んで待っている美食の屋台が出現します。それもテレビの報道などにあふられて皆が知るところとなり,益々人気がある美食の店になってしまいます。
[58頁]IKEA
IKEAは大型の家具商品売り場で,商品はDIYの創意性を強調,買った人は自由に創意を発揮して,潜在的な設計の想像力を走らせます。
この微妙な間違い方!もーわしは手放せまへんわ~!!
▲都会の旅 表紙
一時は日本の流行が完全にスライドしてた台湾も,今ではさほどでもない。歌番組でも台湾出身アーティストが主力になり,宇多田とかKiroroとかを台湾テレビで見ることは少なくなったみたい。
ただAnimaxだけはやっぱ日本製がメイン。「タッチ」の映画版全3作を連日放送してました。
しかしなあ。台湾での「タッチ」の中国語訳が「隣家女該」(隣家の女の子)って…え~何か違う…
日本の代わりに台頭してきた韓国映画の専用チャンネルもできてました。「猟奇的な彼女」――「我的野蛮女友」(私の野蛮なガールフレンド)。野蛮とまで言っちゃうの?
この流れで,気になる中国語特集行ってみよう!
▲和田寵物沙龍学苑の看板。ペット学校らしいけど,ペットを「寵物」と呼ぶのは愛護団体から抗議が…
▲孕婦装=マタニティ・ショップ。こっちは女性団体が…
▲牙医診所=歯医者。狼男じゃない人も診察してくれるのか?
突っ込みまくったんで,第二課長の面子のためにも少し誉めときましょ。
台湾人は礼節の民。共産中国のような儒教否定時代がなかったこの島の漢民族は,かつての忠孝の念を失ってません。
▲南京東路の花屋。母親節(母の日)の花束作りにおおわらわ
▲キリスト教会の「活出愛」ポスター。テレビでも各宗教の説法番組が10近くある。
その延長で――国家への忠誠心も強い。これは,強くなけりゃ国(か地域か知らないが,要は「自分たちの島」)が滅ぶんだから当たり前だけど――
以下,国軍募集広告3連発。
▲志願士兵GO
▲志願士兵JOIN US
▲微笑青年体快楽――「快楽」まで言うとちょっと無理がないか?
とまあ,何だかんだ言って台湾はヤッパリよろしおすなあ。
今回は常宿の決定版も偶然見つけた。宿とゆーよりサービスアパート。次回があればもう全泊ここにすると思う。
隻連駅1号出口を出て西へ。中山北路二段84巷の小径に入る。右にクリーニング屋,続いて檻の中で鶏が暴れてる肉屋で包丁をふるうオッサン,左にミシンを踏むおばさんを見ながら進む。小径は右に折れる。ここに「金星ホテル」の案内表示があるが,これは古い表示が残ってるだけだから気にしない。72巷に合流。左手に見えてくる蔦の伸びたさりげないアパートが,最後の宿となった三陽公寓。そのまま72巷を東へ歩くとすぐに中山北路。巷の出口にはミスター・ブラウン珈琲店があってエスプレッソが頂ける。
金星ホテルの後継宿で一泊1200元。値切ったら1000元になりました。エレベーターなし。鍵のかからない窓があったり,帰国時にフロントが昼寝してて慌てたりと色々あったけど,まあ特に致命的な支障はなかった。
そんでもって何より場所が最高!南京東路の三越辺り,林森北路の繁華街,晴光市場,寧夏夜市や円還へいずれも歩いて行ける。地下鉄駅までは1分,そこから2駅で台北車駅で,ここから全ての地下鉄にアクセス可。北平路を通るエアポートリムジンバスのバス停もすぐ。
一般のアパートに住むよな気軽さ。窓外に絡まるツタの向こうから,路地裏に遊ぶ子どもの声。こーゆーとこにいたら台湾フリークってより台湾の準市民感覚になっちゃう。ひととき脱・日本人した滞在を満喫するには最高な場所でした。
▲地下鉄忠孝復興駅ホーム
さて,言うまでもないけど台湾はただの観光地じゃない。経済的にも既にアジアの龍。
上海と同じく,人材育成の体制も国民のインセンティブも相変わらずすごいね。
▲文理補習班看板。予備校です。
▲台師大博士群総合教学。台師大は台北師範大学で,つまり目標大学別の専門予備校です。
▲深夜,西門街のスタバで勉強する学生。夜はこんな奴らが大半になってました。
最後は3点おまけです。今に到るもよく分からんかった光景――
▲西門街の「国民旅遊カード」特約店表示
この表示をあちこちで見たけど…何なんでしょう?
▲性用合作社。エッチな店が完全に取り締まられてる今の台北で…何するとこなんだ?
▲西門街コンビニ出口で待つレシート回収おばさん。これも時々見たけど…どこかで換金できるからやってんだろけど…どうするんだろ?まさか企業の節税対策の素材集め!?
9日目,広島空港に着。
まだ豚インフルの感染者が出てない台湾のテレビ報道では,毎日「〇〇箇国陥落!!」って題目で,選挙速報よろしく国名ごとに疑惑者-確認者-死亡者の3つの数字をテロップで流してました。
この時点で日本の感染確認人は1人。「陥落」した国へ入国するわけで,台湾で買った風の谷のナウシカのマスクみたいなガッチリした青マスクをして空港入り。
さて検疫です。いつもは黄色い紙切れに,どんな下痢でも「異常無し」って書いて渡すだけ…ってのは虚偽申告で法律違反ですが,なぜか検疫通過時には異常が無くなってしまってます。
けれど今回は違う!2箇所のカウンターに入る前に,一人ずつ体温センサーの前に立たされ,係員が「はいOK」と言えば右手のカウンターへ。時々「アナタこっちへ…」と左手のカウンターへ招かれる選ばれし者もあり,彼らは体温チェックとか扁桃腺見られたりとか様々な特別待遇に浴することができるらしいの。
さてわしの番だがや。センサーの前に立つ。…あれれ?OKが出ない?何かセンサー構えた人が他を呼んだりしてる!?
「アナタこっちへ」とようやく案内されたのは――えっ?左手のカウンター!?
「体調はどうですか!?」お姉様が勢いこんで聞くから,ややうろたえモードで「な…何ともないんですけど」
お姉様,体温チェックのマシンをわしの喉と額に当てる。うおお,ついにわしも時の人になるんかッ!有名人かッ!全国のお茶の間の話題を総ナメかあ!?何より…明日から当分仕事しなくていいのかあ~!?ヒーハー!
「…何ともないみたいですね」お姉様,打って変わってつまんなさそう。「アナタ,日に焼けてませんか?」
確かにこの9日間,歩き回り過ぎたからな~。「まあ…焼けてます」
「皮膚の温度が高いんですね。はい,行っていいですよ」
ええ~?つまんな~い!!そんじゃ,お茶の間の話題は束の間の夢かあ~!?
リムジンバスに乗って大人しく家に帰りました。…明日から仕事で~す。