外伝07(≧∇≦)東山の12月

 帯屋町の日本料理匠にて,例によって店頭販売のを6品購入。
ほうれん草白和え
(これだけ200円)
出汁巻卵
酢豚
鯖塩焼
五目煮
じゃこ天
 相変わらずの旨さやけど──じゃこ天が意外に馬鹿ウマ!ホロホロの身から滲み出る華やかな出汁,ジャリジャリと噛み砕いた小骨から拡散する重振動のフレーバー。
 え~!?じゃこ天って言えば宇和島か八幡浜じゃないの?
 これをこんな形で売ってるってことは,匠の自作料理ってことなんだろな。じゃこ天って,専門業者の加工品じゃなくて家庭料理だったわけやね。松山で食ういかにも天ぷらって感じの軽妙な味わいと明らかに違い,どっしり腰の座ったつくねに近い,高知のじゃこ天。
 他に買った五目煮は,完全に博多の筑前煮で,もちろん旨いんだけど独自の味ではなかった。
 こりゃ,四国とその近隣海岸地域のじゃこ天って…実は似て非なるものなんじゃないか?
 元々じゃこ天の「じゃこ」は「雑魚」の訛りだから,その素材には色んな魚が使われる。調べてみたら,一番名前の売れてる愛媛県南予地域のじゃこ天はハランボという宇和海特有の魚が主体だけど,高知ではホタルジャコと呼ばれる種を使ってるらしい。南予でもホタルジャコは入れてるようだけど,要はブレンドが異なるわけね。
 ちなみに,京阪神に近いからか淡路島のじゃこ天ってのも知られてる。これはコナとかイカナゴを原料にしてるらしいです。
 淡路島のはまだ食ったことはない。東予や香川にもあるだろし…まだまだ旅行が,もとい。調査が必要である。

 さて!
 8回目の高知日曜市中継です!
 ですのですが…
 とりあえず吾平の
合わせしょうが 100円
をチビチビやりながらも,今回は苦~い顔して放心状態。
 オカシイ…朝から胃がダルダル…食欲どころか吐き気がしてきてまして…。
 この状態──面白いもんで,さしものワシの超貪欲な好奇心も完全に萎えてしまってます。ってか「」
新奇な品に手を出す気分ゼロ…。
 とりあえず,最定番の4丁目南の山本日出子さん(254番)とこで
ゆずみそ 200円×2つ
 それと,これも定番,193番3丁目北の野村慎一さんとこで
古漬 170円
 いずれも間違いなく美味いんで解説無し!…ってか習慣で買っちゃった感じ…。

▲ゆず味噌 produce by 山本さんち

 ラリッてるんで,気がつけば東山を5パックも買ってました。
 先月とさらに違って,店頭は東山一色!生の芋は姿を消し,加工品ばっかになる季節らしい。
 いずれにせよ,今朝はホテルに凱旋して戦利品に舌鼓…って気には全くなれん。固形物をちょっとでも入れたら下呂温泉が噴出しそう…。広島に持って帰るしかない。
 320番。5丁目南の店。
東山 150円
 かなり固めで黒い奴でした。

▲東山壱号機

 さらに331番。5丁目南の大坪さんとこ。
東山 300円
 まっ黄色。
 ここのオバサン曰く,黒い方が煮物用の柔らかい奴なんだって。確かにコレ,固かった。さっきの黒黒した奴は,逆に意外に柔らかい。

▲東山弐号機

 続きまして~343番,5丁目南の谷口さんとこ。
東山 300円
 「天日干芋」と表示してあって「東山と違うの?」と尋ねたら,おばちゃん即答で「東山!」
 飴色で柔らかそう!

▲東山 参号機

 さらに参る!362番,5丁目南のお店。
東山 300円
「乾きだちです。一つ一つが小さいき?」
 作りたてって意味かな?黒ずんで小さくて噛みやすい感じでした。
 さらにさらに!484番…と思ったんだけど「該当するお店が見つかりません」が出た店。
東山 200円
 細くて柔らかそうな小さめバックです。

【画像:ms→wp移行時喪失】▲東山五号機

 以上の品を購入するだけ購入するや,高知駅直行!
 岡山行きの南風に腰を降ろすと,後はただただ爆睡…。
 病院行くと,細菌性の下痢でした。
 「まッ平たく言えばO157の類いですな。今,新型インフルだけじゃなくて結構流行ってきてるんですよお!」
 あっけらかんと仰った先生のお言葉。
 その後3日間寝たきりかつ下痢っきり…脱水症状もどきで意識がブッ飛んで,外に出る気力もなく…東山とゆず味噌サラダばっかガンガン食ってました。
 美味かったなあ…。