{=外伝13新加坡*ニ日目その1}

1940源発瓦[保/火]飯8S$ 900(1800)
西洋菜排骨湯2S$
次編を待て!

〈PL〉
1000 HJ.WALITI HJ.MAZUKI(カトン)
Mee Sotn Anika 3S$
300
1045Marine Parade Laksa(Katon Plaza)S250
1230BBQ Chicken Wings
炒夢ト[米ソ/王/心](キャロットケーキ)S 4S$200
薄餅(Popie)2.5S$150
350(900)
1940源発瓦[保/火]飯8S$ 900(1800)
西洋菜排骨湯2S$
2100雪花飛昌記冷熱[舌甘]品1.5S$
椰糖紅豆雪150(1950)
[今期計]
消費1800/収益1950
負債 150/
[今期末累計]
    /負債1768
〈/PL〉

▲HJ.WALITI HJ.MAZUKI(カトン)のMee Sotn Anika

「シンガポールのイーストエリアにあるカトン地区は,プラナカンの伝統文化が垣間見られる地区として知られています。街歩きの拠点とするなら,まずはジューチャットストリートとイーストコーストロードの交差点にあるショッピングセンター112KATONGを目指してみてください。」
とネットの記事に出てましたので,とりあえずカトンから歩き始めることにしてみました。
 当面朝飯を食いたいんですが,中華圏なんだからあるだろうと楽観してた早飯屋が…まるでありません。古式ゆかしいコロニアルな家屋は現れるものの基本的にはキレイな街並みが延々続く。
 ここはホントにアジアなのか?

 カトンの手前にフードコートがいくつかありました。どうも皆さんの朝飯はココらしい。
HJ.WALITI HJ.MAZUKI(カトン)
Mee Sotn Anika 3S$
を頂いてみました。
 で,これは何かというと。えーと…全く分からない。
 厦門のサテ麺に似てるんだけど,湯には中華の要素が全くない。しかし麺は図太い中華麺そのもの。出汁はこの不可思議な臓物肉から出てるらしい。けどサテソースに混じって…筆舌に尽くし難い。
 でも美味い。
 ソト・アニカ…???マレーかインドネシアの料理なんでしょうかね。(後日談 ネットでいくら調べても同音の欧米人しかヒットしない…(確かに東欧とかにいそうな名前だけど)。何だったんでしょう?)

▲Marine ParadeのLaksa

 10時,カトンに至ったらしいので右折,一路南行。道の名はJoo Chiat Rd.とある。
 意外に細い通り。ただし落ち着き感が半端じゃない。コロニアルな造りの軒が生活感を帯びて連なってます。
 いい雰囲気なんだけど…人気がないなあ。観光地でも繁華街でもない,奇妙な感じだけど,朝早いからでしょうか?
 10時45分,カトン南端に至る。いろいろ有名な店はあるようでしたが,やけにオシャレ過ぎる。結局入ったのは小さなフードコートみたいなとこの店。
Marine Parade Laksa
S250
 短い麺がモヤシその他諸々野菜とサテスープの中に絡まり合ってます。
 確かに…えもいわれぬ味わい。
 さっきのソト何とかと違うのは,スパイスが効いてなくてラージャオを自分で加えるところか?しかし,辣を加えてもあくまでまろやかにまとまるところは面白い味です。
 ただ,ガイドに出てるシンガポール名物が全てじゃないことには気づかされてました。
 つまり…ラクサは有名な品だけど,その周辺に当たる品はかなりたくさんある。どうもこの土地には言われてるよりはるかに多彩なバリエーションがあるみたいなのです。

 11時35分,Roxy Sp.のバス停で14番バスを待ってます。
 よく分からないけどこれがオーチャード付近に行く…と思う。早く地図を入手したい。ルートマップ前に日本人がたむろってて見えないが…。
 11時45分,何とか乗車。2階建バスの左席に陣取りました。アナウンスは全くないらしいから結果オーライ,よく見とこう。バス停名の表示は,バス停の尖り帽子下に小さく出てます。
 イーストコーストRd.を東行。アパート立ち並ぶ。
 Katon Rd.通過。バス停はbef Watson Rd.。──このよく出てる「bef」とか「opp」とかは何の事?
(後日注記 bef:befor aft:after opp:opposite 各々,「○○の一つ前」「○○の一つ後」「○○の向かい側」の意。目印がない時代の名称を継承)
 東行する道の名はいつのまにかMountbatten Rd.になってます。
 バス停名bef Kg kayu Rd.通過。小さな川を渡る。緑地が広がる。空は熱帯の雄大な快晴。
 11時52分,ドーム型のスタジアムの工場現場を過ぎる。その南に湖。道は南西に少し曲がったか?ERPゲートをくぐる。
 11時55分,バス停名Suntec City。高層ビルの谷間に入る。 今通ってる道はNicoll Highwayになってるらしい。土地勘を鍛えるためあえて地図は見ずにいよう。
 南に観覧車。船を頂く3本の高層ビル。
 正午,日本語で「チャイムス」と表示有。同名バス停。道は90度右折し北西を向く。
 さらに30度…右折してさらに左折して,もう方位が分からくなった。白亜の建築過ぐ。バス停名YMCA。
 12時5分,バス停名Penang Rd.。前進方向を指しSomer Set Rd.との表示有。道は少し傾斜を帯びる。ここは…昔,トランジットのバスツアーで通った記憶があるぞ。
 街路樹豊かな三車線を走る。というか,昼間からえらい混んでます。
 12時10分。え?もうSomerset Stn.なのか?降りよう降りよう!

▲313 L5 Food Repabric,BBQ Chicken Wingsの炒夢ト[米ソ/王/心]と薄餅

 12時半,313 L5 Food Repabricへ寄ってみる。まずはBBQ Chicken Wingsという店で名物を当たる。
炒夢ト[米ソ/王/心](キャロットケーキ)S 4S$200
薄餅(Popie)2.5S$150
 薄餅はお好み焼きロールか?長崎のハトシロールに似てる…というか同じもんではないだろか?
 キャロットケーキは確かに大根餅が入って歯ごたえが面白いけど,それを除くとこれは…タダのスクランブルエッグじゃないか?
 他も回ってみたが,どうも…最初にゲイランに入ってしまったからか,ここには観光客向けの品のいい「シンガポール」しかないような手触りを感じてきました。
 つまり混ぜモノなしのシンガポールの懐の深みには,この辺りからは沈んでいけないような予感がして参りまして。
 そして13時20分,最終日までハマることになったチャイナタウンへ向かったんでした。

 Smersetから地下鉄南北線に乗車,Doby Ghautで東北線に乗換え。この乗換えは5分ほど歩きました。
 香港が色んな方向での極に至ってる街だとすれば,シンガポールは──色んな意味で中庸を取っている街だと思えます。刺激は少ないけども,安定感というかバランス感では常にどこもかしこも絶妙な印象です。人種問題しかり街作りしかり。それがあからさまな人為によるものであるがゆえに,その他のアジア地域に比べると,いつどこでも微かな息苦しさを覚えてしまう。
 ここは,快適に管理された理想社会の一形態なのでしょう。アジアのみならずニッポンから見て,ありうる未来社会の形。
 というよなことを夢想しながら,脚底と肩を按摩してもらいました。中国本場の情け容赦ない思いっきりの力加減が,かなり効きます。
 15時半,ダウンタウン線という新しいラインでBgisまで移動してみました。この路線,かなり客は少なくてほとんどの客は座れてます。ちなみに路線名「ダウンタウン」は「市中心」と漢訳されてます。
 さらにちなみますが,ブキスの漢訳はは「武吉士」。ラッキーな武士みたいな語感がかわゆいかなと。
 アラブ系エリアのコアとなるこの駅前を,まずは偵察です。ブキス駅を中心にぐるりと一回りだけしてみました。ここ15年の情勢からでしょうか,街の手触りからはアラブ色はほとんど感じられません。チャドルや顔付きから,アラブ人は相当数いるみたいなんですが。
 ネイティヴ色をギラつかせながらシンガポールを一番生き生きと闊歩するのは,どうもインド人みたい。そんな印象受けてるの,わしだけか?

▲雪花飛昌記冷熱[舌甘]品の椰糖紅豆雪
 次編を待て!