{=外伝13新加坡*3日目写真集}

▲ブギスのモスク前にて

▲同モスクから続くプラナカン様式の家屋の一階通路

▲ギブスの街並み。かなり閑散としてる雰囲気

▲同モスクのミナレット(尖塔)を見上げて

▲同モスク西側。中華ランタンとミナレットの取合せ

糖水先(Bgis)の抹茶雪花[ン水]加紅豆 続編)
 色は楽しいんだけど,難点が2つほど。
 まず,抹茶の香りが死んでしまってる。氷に固めたら当然と言えば当然で…。
 では何の香りがするかと言えば。
 店の看板商品はドリアンアイスワッフルらしい。そのおぞましい品を食す奴らが周りにも見当たる。けど,彼らからだけじゃなく…手元の抹茶アイスからも漂って来とるがな!
 これは…どうも食器とか製剤に,あの淫靡な臭いがこびりとるらしい。
 ツーリストとしては誠に面目ないんだけど…未だにこれはNG!今日,どこかで試食したケーキがドリアンクリーム入りで一度拒否ったこともあり…脳内に警戒音がとけたたましく響き初めました。ミーミーミー。
 シンガポールって…どうもドリアン入れるのがアイデンティティになっとるみたい…。これだけは何とか悔い改めて欲しいぜよ。

 20時40分。チャイナタウンに戻る。
[ツ/六]化滷麺
水餃600(2100)
写真
 久しぶりの美味い北方中華と共に食すは
bunnies Soft Bun 150
家郷少厨 饅頭150
bunniesのパンは普通…というか何を血迷ったかソーセージが入ってて残した。けど,饅頭は良かった。
 素の白饅頭だけど,これを行列で買い込む心情がシンガポリアンにもあんだなあ,と感慨深いものあり。

 紀伊国屋で上海本をと思ったら迷った末にやっぱし多量買い。
地球の歩き方上海編
シンガポールを知る65章
シンガポール交通指南
 この最後の交通指南は高機能。使い方が分かるまでしばらく付箋をつけまくったけど,分かればほぼどこでもバスで行ける。

 あと,ホントにおまけ臭いネタになって恐縮ですが──リトルインディアの漢字表記は「小印度」。チャイナタウン(牛車水)の漢訳との思い入れの濃さのギャップが面白い。
 なお,ファーラーパークの「花拉(huala)公園」は音と意を合わせた名訳です。
 というところで,それなりに充実だった3日目の記録を終わります。明日はいよいよ最終日。まだカヤトーストの出会いが残ってます。

■レポ ロジャック
[概要] マレー風、インドネシア風のサラダ
・転じて,多民族国家シンガポールやマレーシアで形容としても多用。(ニューヨークを例える「サラダボウル」と同じ)
例 Singapore is so rojak with so many different cultures coexisting together.(様々な文化が共生していて、シンガポールはまさに“ロジャッ”だ。)
[表記]rojak
・発音は「ロジャッ」が近い。
・日本語表記ではロジャックが通例。
[分布]マレーシア,インドネシア,シンガポール
・インドネシア発祥とされる。
・現在最も定着しているのはシンガポールらしい。
[語彙]マレーシア語で「混合」「混じり合っている」との意。
[素材]
野菜(きゅうり,カブなど青物のほか,豆もやし,茹でジャガイモなども)
魚,パン,豆腐などの揚げ物等
(バリエーション)
パイナップルなどフルーツ
[レシピ](例)
果物 ……… 500g
(パイナップル,マンゴー,リンゴなど)
野菜 ………300g
(キュウリ,レタス,アルファルファ,カイワレなどのサラダ用)
油揚げ ……… 1個
クルトン ……… 適量
ピーナッツ ……… 50g
調味料:
タマリンドパルプ ……… 大さじ2
(サワークリーム、ヨーグルトで代用可)
一味唐辛子 ……… 小さじ1
(好みで増減)
干しエビ ……… 大さじ1
ココナッツミルク ……… 大さじ3
レモン汁 ……… 大さじ1
砂糖 ………大さじ1
作り方:
1.果物と野菜は食べやすい大きさに切る。油揚げは千切り。
2.タマリンドパルプをココナッツミルクで溶かし,繊維や種を取り除く。サワークリームやヨーグルトで代用する場合はそのまま使う。干しエビを粉々に砕き,残りの調味料と一緒に混ぜ合わせドレッシングを作る。
3.果物と野菜,油揚げを混ぜ合わせて器に盛り,作り方2のドレッシングをかける。砕いたピーナッツとクルトンを上から振りかけて完成。
[人気店]
・Balestier Road Hoover Rojak」
 50年以上の歴史あり。タマリンド,海老ペーストは最高級のものにこだわる。ピーナッツはお店で砕きたてのものを提供。
@ 翌日(最終日)にこのバレンシアは通ったはずなんだが…記憶にない。

■何をやっても迷子になるの巻
 ムスリムの街ギブスから次に目指すはインド人街…のはずだったんだが,地下鉄はなぜか大回りになる。
 57番バスがリトルインディアへ行くみたいだったんで,ふらりと乗ってみる。46番でもいいらしい。3駅ほどのはず。
 右折?あらら,予想外だぞ?
 Beach Rd.。北東から北の方向で進んでるみたい。Shaw tower?何の略だ?進んでるのはBeach Rd.。
 opp Rahuls Hotel?観光地?行く気がないから場所知らんのよ。
 10時40分。Bras Beach Rd.を過ぎてマリーナベイ?
 むむ?分かったぞ。反対方向に乗ってないか?
 意図せずしてマーライオンを見る。
 仕方ない。Fllerton Sq.というバス停から57番バスで折り返しを図る。
 何か観光客みたいでイヤだけど,この辺りは土地勘ゼロなんで仕方ない。
 11時5分,再乗車。再び見るマーライオンは元気にゲロ吐いておられます。バス停はEsplanade。
 ああっ,MRTにもここから乗れるがな…と気づきはしたけど,バスで行こうと決めたからには初志完徹。
 さっきの道を引き返す。この湾岸側はやはり閑静ですなあ。大陸中国ほどじゃないけど外向けシンガポールというとこか?とまだ上から目線でいるうちに。
 11時15分,Bgis,振り出しに戻る。北進。バス停Rochor Canal Rd.。工場箇所をS字に避けつつ概ね北西へ。バス停Bukit Tinah Rd.。エラく殺風景。
 陽光の翳りに見上げれば,俄かに空まで曇ってきた。涼しくていーけど。
 あれ…?長いバス停名で…また分からなくなったぞ?いいのか?3駅のはずだが?
 と…Tomson Rd.?どこだ?それは?
 既に雰囲気は郊外めいてきてる。明らかに違うだろ,これは?
 Novena Ch.というとこで降りる。今度こそ全く分からんぞよ…。
 なんで,通行人から情報を得て,4車線くらいの道路を歩道橋でまたぐ。と,全く知らない同名のMRT南北線の駅が何とか見つかった。
 しかし…どこでどう間違ったんだ?それすら見当つきません。
 とりあえずもう大概時間を食った。エスプラネード乗換で,次の目的地だったマリーナスクエアのホーカーズへ向かうことにする。行ってみたらさっきのバス乗り場からほんの少しの距離だったんだけど…それはまあ気付かなかったふりをしよう。
 Dhoby Ghautでさらに乗換え。どーでもいいが「ドーピングした強盗」みたいな駅名ですね。漢語名は「多美歌」と誠に美形。
 とか余裕は取り戻したものの,思いっきり時間をロスした午前だったんでした。やっぱり頑固者はバカを見ますのですね。

■レポ ホーカーズ[用法]「ホーカーズ」は日本の観光客向けの名称
・シンガポーリアンは通常「ホーカーセンター」と呼ぶ。
[語源]ホーカーズの単数形「ホーカー」は,屋台を引いて食事を売る商人。
[特徴]
①小さな店がたくさん集まっている。
②屋根はあるがエアコンは効いてないことが多い。
③HDB(団地)の近くにあることが多い。
④国営
[経緯]一昔前までは多くのホーカーたちが,街中で夜な夜な屋台を引いていた。1970年ごろから食べ残しの下水処理による公害,食器や食材の衛生問題が問題視,たシンガポール政府がホーカーの営業場所を国営の場所に限定する規制を新設,現在のかたちで国家が管理する形態に。現在は,衛生管理の格付けシステムも導入され,各店の店先にA~Dランクのステッカーが貼ってある。