油煳干青∈2成都&重慶:春熙路2∋糟酸麻蒜

残4.5h:四川の痺れるささげ豆

▲成都地下鉄車内

べ損ねを余程警戒したんだろうか?それとも感覚が引かれたんだろうか?
 人民広場駅の地下街に入ってすぐ,目についた自助(皿を選んで取る形式の飯屋。最近は快餐とも。)に入りました。
1116乐山印象
鶏肉と蕨粉のラー油煮
インゲン豆のニンニクと花椒炒め550

▲自助の食堂

粉,この貴州料理の名菜が,成都でも食べれるとは思いませんでした。
 けれど味覚は麻中心,新鮮な印象です。
 インゲン豆も花椒の香りを纏ってます。けどこれが似合う。山東と同じく八角も入ってると思うけど…八角と並列で花椒を効かせる,というのがこんなに融合したいい味覚を生むとは?
 ──後で調べる限り「干煸豆角」(gan1bian1dou4jiao3:ガンビエントウジャオ,インゲン豆の花椒炒め)という料理らしい。

▲インゲン豆どアップ

名は「乐山イメージ」という語感です。
「乐山」というのは何かの成語だろうと見てましたけれど,今やっときちんと調べると成都南方百キロの町の名でした。ここではエリア名のような使い方がされている。
 成都から昆明への道と貴陽へのが分岐する地点に当たります。峨眉山や大仏など仏教遺跡に富んだ道のエリアでした。
※ 維基百科/乐山

残4h:しし唐の渋い町なか夫婦肺片

▲とにかく辛けりゃ売れるらしい。「麻辣」のコンセプトしか感じれない広告。

▲中国冬季名物完全武装原付

熙路の人混みをスルーしようと北の車道沿いを闊歩,距離を稼ぐ。1142。
 蜀都大道自民東路…という大仰な名前の道でした。
 かなり歩いたところで暑袜北三街という道が南に現れました。謂われは調べてもはっきりしないけれど,これも胸焼けしそうな名前です。

▲自助二食目

回,この辺りで地下に潜るような店を見つけてたんだけど,新旧交代目覚ましい現代中国,全く見当たりません。でもその界隈で──半露天だけど客の溢れてる店を見つける。
1152(暑袜北三街)蜀都餐館
ピーマン,しし唐の夫妻肺片
筍と鶏肉のラー油煮550
 しし唐が最高でした。ピーマンとも舌が認識してますけれど,単にしし唐の味にムラがあったのかもしれない。
 いずれにせよ…鈍い辛味が臓物肉に絡む絡む!
 流石に辛味のコントロールはお手のものです。

▲夫婦肺片どアップ

残3.5h:春熙路は今日も変な銅像

通り,この暑袜北三街,何がある訳でもないんだけど,路地裏にいい雰囲気の小店が多い。
 名前のないような小路に入った時,もう一食いきたくなるようなちょうどいい洒落具合の店を見つけてます。でも四川飯三食はキツい!いかん,焦り過ぎたか?

▲1229蜀都餐館前の道・暑袜北三街

ニクロでヒートテックが期間限定売り出し中。下を1枚買っとく。というのは──どうやら底冷えが凄そうです。これは貴陽まで続くだろう。

▲1235春熙路の光景

▲1237春熙路の変な銅像群とお巡りさん

残3h:宇宙化する天府広場

下鉄駅へ折り返して,1247。残り3時間。地一大道という寂れた地下街に入る。ここもいい味出してます。成都はこういう辻のような場所に,ポロリとスポットがある。

▲巨大ピンクパンサーのいる地下店。ドンキを意識してるっぽい。

▲宇宙都市みたいになってきた天府広場

下鉄・天府広場付近。
 ここは前回は,町の中心のはずなのにえらく寂れてるな,とある意味で中国らしさを感じてました。でも今回はもう完全に賑わう地下街に進化してる。

▲天府通游カードの専用窓口。やっと見つけた…

都はこんなもんかな,という気になってきました。
 地下街でスタバを見つけたので,離脱前の一服。
 食の方でも,やはり捨てがたい。けれど興奮する要素はまずまずです。
 仮に標準的四川として成都を位置づけて,こんな感じで辛味四強都市を見ていきたいと思います。
「変化□ 計5
 辛さ■□
 旨味■■□
 面白■■□□」
 ①貴陽で見た辛さのバリエーション,②辛味自体の強さ,③辛さが旨味に繋がる度合い,さらに④辛さが創るヌーベルとしての面白さ。──個人的に期待している度合い,と言ってもいい。仮に成都のそれを各指標の中間程度と見ておきます。

▲スタバで今回初微信払

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