油煳干青∈3重慶:白天の小什子6∋糟酸麻蒜

~(m–)m 本編の行程 m(–m)~
GM.(経路)

※新華路へどう戻ったのか,行程に落とせてません…。

モールの狭間に長寿を願う

▲新華路のランタン屋。その向こうに長寿面。

華路のモール群の隙間のような場所に,遠くからはお宮のように見えるごちゃごちゃした小店。
 長寿面という小面館でした。昼飯時は大分過ぎてるのにえらい客が入ってます。
 諦めて先へ。この辺りは,小什字の中でも新興地なんでしょうか,闇市っぽくはないけどまだ荒さの残る奇妙な空気の繁華街。

▲1426長寿面辺り,正面から東

騎楼の急坂・千厮门行街

みを上げる足を引き,1435,千厮门行街の坂を下る。
 坂自体は,あちこちで工事やってる殺風景な光景が多かった。来年にはもう別の景色になっとるでしょう。

▲1434これまた凄い坂です。

道マニアとして申し上げると──
 この坂は,長崎や香港でもちょっとない。
 建築にそれほどの古さは感じさせないけど,これだけの急坂に騎楼状に歩道が,道路面と独立した路面をたどってるというのは,相当珍しいと思う。──これは突飛な連想をすれば,チベットの参道とかの構造です。
 これを強調したいのは,繰り返しだけど今まさに重慶でも無くなりかけてるからです。

▲1437途中,幾つか踊場を経てさらに下へ連なる階段

坂の下にはガジュマル

厮门行街の坂を下り切ると,その麓に大木が立ってました。
 通行上は間違いなく邪魔だろうに,ちゃんと残されてる。こういう信仰はきちんと根強いらしい。

▲1440坂下の巨樹

の川岸まで来た。1442。
「御景江山」と書かれた壁。おそらく斜面の花園の名称でしょう。ガジュマルらしき樹の並ぶパティオ。
 一度,百度地図を開ける。
 何と,ここまで降りて,まだ川岸はずっと下らしい。場所は朝千路と判明。

▲1443北岸の道

し。東北東の道だ。行けるとこまで下ろう。登りは…まあバスとか有ったりするかもしれんし。
 もちろん…そんな都合のいい事にはならなかったんだけどね。

朝千路から出戻って…やはり長寿を願う

▲1449この道は居住区っぽくて,かなりマンションが立ち並んでます。

メだ!ここももう道がない。
 1453。──後から地図を見ると,朝千路というこの道は西の川辺から南行して千厮门行街の下,まさにさっきのパティオ状のところでUターンし,北上して元の川辺に帰る,数字の「6」みたいな変な道だったのでした。
 なもんで,やむ無く東へ登る。すると??

,何故なんだ?
 1459,またランタン通りに立ってる自分を見つける。戻ったぞ?ダメじゃん?てゆーか,やっぱりどこよここ?
 ここが新華路で,南行すれば小什字,西は陝西路,それは分かってるのに,他のルートが見つからない?こんな中心街で?

▲とりあえず小面

くと座れそうなので,滅入ってきたことだし飯とする。
1505長寿面
特色肥牛面(二両)300
 この時間ですら半分以上は埋まってる。というか昼飯時に通りすぎて行ったらしき多量の客の食べ跡で,ただでさえ庶民的な机が汚れまくってる。

う!
 ところがこれがなかなか!
 牛肉が,小倉の肉肉うどんみたいな重厚な肉味をとどめております。
 辛味はやや程好い程度。むしろシェンツァイの香りが光る。
 面。がっちりと太く食べごたえ十分。やはり肉肉を連想させる。うどんかよ!と突っ込みたくなるけど──中国の「面」は単に小麦の細切りを意味してるから日本の饂飩でも全然アリ。
 総合バランスは最高!
 最高なんだが…さてここはどこで,これからどっちに行こう?

▲1525地下鉄駅の前で黄色い梅のような枝束を抱く人を見る。

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