スリーセブンな路地裏へ
Sinwol-ro777?おおっ縁起よいぞ!
麗水西郊外の車道を横断歩道から北へ渡った1015。この辺りが緩い鞍部が,今から考えると港側埋立地と近世集落の境になってます。
その渡った対面の北西方向の路地が777でした。進む。
▲1023 あっけらかんとした路地ながら右手にレンガ,左手に趣味の悪い赤壁
日本人に道を訊くの止めろ
ad(住所表示)Bonggang 1-gil 봉강1길。
雰囲気が好い。西に枝分かれする路地。
門前で何かしら怒鳴ってるおばはん。誰に,なのか分からない。
1023,銭湯ブンカンタン。
その手前が十字になってる。西に寺らしき屋根。市外北の三角山が見えてきてます。
北へ進路をとる。1gilが十字路から2gilになります。
「アジュシ!×××」──って叫ぶオバハン?え,ワシかよ?日本人にハングルで道訊くな!
教会。三叉路。学校前。
右折するとまっすぐジョンアン路だけど…一度右折するか。ad Seogyo 1-gil。
五叉路から左折,北側の市場へ。
橋に商品並べるのは止めろ
東へ抜ける。川の橋の上も強引市場──つまり,折角の橋の歩道に野菜とかを並べて,無法に,いや上手に売り場を構成しておられますです,はい。
にしても……これは凄い!!ここまで堂々と公共インフラを占領してるのは,香港以来初めて見ました。
ad Chugmu 3gil。──漢字だと「忠武」だと思う。麗水神社の旧所在地辺りです。

カカオ地図(上記)だと南北の川を東へ渡った台形プロックになるわけですけど──このベルトから山側と海側で,道の造りや家屋の筆の整然さが異なっているのが分かります。
市場がここにあるというのも,近代始めの海岸がこの辺りで,現・麗水港と同じく海際に市場エリアが延びていたからでしょう。
ペインティングと教会と
発展し終わったエリアと自覚してるからか,奇妙にハジけてるエリアも幾つかありました。
下の写真は単に袋小路です。なのになぜかギンギンにペインティングされとる。どういう目的かは見当がつきません。
「忠武公」という尊称か何かの冠を,李舜臣將軍に付するケースを時々見かけました。
とするとソウルなどにもあるこの漢字2文字は,かの将軍の名前なのでしょうか?それとも単に儒教的な倫理として使われてるんでしょうか?
下記サイトでは「チュンムゴン。李舜臣の死後に贈られた称号」と紹介されてました。
※ 麗水李舜臣図書館、「図書点検ロボット」が大人気 < Global < 기사본문 - AI타임스
URL:http://www.aitimes.com/news/articleView.html?idxno=125376
また教会を見る。これは煉瓦造りで巨大だぞ?素人目にはかなり格調高いものに見えるんですけど──調べてもヒットはありません。密かに(?)キリシタンの多い韓国,結構こういう建物もあるみたいです。
1048,右折。ad 3gil。
ここで妙な曲がりの路地にはまり,うろうろと迷ったのは記憶してます。でも地図のどこなのかは最早分かりません。
1051,脱出。ジョンアン路。
ダメなお店のパターンですけど
명창식당 ミョンジャンシッタンを狙うつもりでした。お昼どきの混雑から考えて,そろそろ行かなきゃかな?
と人の気も濃くなった現市場エリアを抜けてくと──
な!なんで鍵が閉まっとる?朝は開いとったじゃろうが!!
麗水四食目にして今回最終食,という気でおりました。
ど……どうしよう?
周囲を一巡してると,見覚えのあるやや大型の店を通りかかる。確か初回の2番目に来たとこです。
かなり老舗です。今,たまたま20人程の団体様が出て行ったところ……ってそれは昔の栄光だけで持ってるダメな店のパターンだけど…。
でもこの時はなぜかここに決めました。入ると店内3人目。
1102ヘヨンシッタン해영식당
ジャンオタン400
老舗・ヘヨン食堂で濃厚な奴
メニューはジャンオグイのほか,ウゲチ우거지ジャンオタンというのがあって普通のジャンオタンより安い?
──後に調べますと,우거지は菜っ葉を乾燥させたもので,시래기(シレギ)という類似品もあるそうな。でもそれを加えて安い,ってことはその分ジャンオを減らしてるんだろか?謎です。
※ 韓国の食材⑥「”우거지”( ウゴジ)・”시래기”( シレギ)」 – 韓国ニャンズの夢
来た~!
これは……身は最高に脂がのってる。いわば関東風の美味さです。分かりやすい味です。これはこれで好きな「うなぎ」だぞ。
野菜もいい。6種のナムル(ペチュキムチ,桜色のオイキムチ,臭い草のようなキムチ,黒豆,佃煮,菜っ葉)も凝ってます。でもここもやはりスープが最高!
ジャンオタンというのは意外に白胡椒が合う。ここのスープは辛い甘いというのでも出汁や白濁というのでもなく,とにかく濃い。どう濃いのか分からないけど,唐辛子や白胡椒の辛味をがっちり受け止める濃さを持ってます。脂なんだろか?だからやはりクッパブが素晴らしい。
この濃さだと毎日食べるのはどうかと思いますけど一食,数年に一度というワシのようなのには──旨い!
プッチーニ※でアメリカーノを頂きながら,ジャンオタン最終食の後味を噛みしめつつタバコを吹かす。ここは2階が喫煙可なんだけど(でも灰皿はなくて紙コップ)なぜかいつも心配になるほどがらがら。
でももう行かねば。まずは順天まで30km。
1209,「カバン」(これで通じた)を回収。バス停へ向かいます。
※ 韓国のチェーン店のカフェ。……のはずなのですが,2021年現在,検索しても出てきませんでした。無くなったのでしょうか……。
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