外伝01-1ಬೆಂಗಳೂರು【1日目】ベンガルール入り!

 午前2時,チェンナイ国際空港着。朝イチのベンガルール行きのバス(始発が何時か情報はないけど1日10便あるらしいんで5時か6時には出ると踏んだ)まで時間を潰したかったけど…何の施設もねーじゃん!役人のフロア以外はベンチすら見つかんない。仕方なく,当座の両替だけ済ませてエアポートタクシーでバススタンドへ。
 あれ?そう言えば──変だな?迎えがないのだ!20年前のインドの空港じゃ到着ロビーに出た途端──「タクシー?」「ホテル?」「スーバニア?」「ハシシ?」って獲物を探知した有象無象がワッとタカってきた。それがインドの洗礼だったのに…2~3人は上品③そうに声はかけてきたけど,食い下がることもなく去ってく。とても寂しい。みんな!もっとアグレッシヴに来いよ!お兄さんとても寂しいぞ~!!
 タクシーも,言ってもいないホテルとか土産物屋に向かうことなく,すんなりバススタンド着。変なガイドにも攻撃されず,とってもスムーズに目的のベンガルール行きプラットフォームに着いちゃった。
 おい…まだ3時だぜ?!インドがこんなに容易く旅人を移動させちゃいかん!弛んどるぞ貴様ア!!
 って…あっ先輩,失礼いたしました。要は──かくも変わっちゃったってことなんスよね。
 5時半のバスを待つ。カがワンサカ来襲してくるのがちょい懐かしい。カさん…変わんないのはアナタだけ…

 結局始発は5時半でした。所要時間は8時間(実際はベンガルール市内の渋滞で9時間)。
 ハイウェイ,と言っても広い道ってだけで高速ではないけど,料金所付きで,日本の国道並みのかなりしっかりした道を走る。
 風景は,次第にゴツゴツした岩山とその裾野を縫って走る感じになってく。
 8時と12時に食事休憩。道路沿いの,一応「ホテル」と名前にはある1件屋みたいなとこ。でもまあまあの味なんだろな…って推測で(寝ぼけてたとも言う),皆さんの真似して列に並んで言葉も通じんまま「つべこべ言うんじゃねえ!エーク(1のヒンズー読み)・プレートだ!」って堂々と主張してみたら定食っぽいのにありつけた。
 朝の店では,蒸しパンみたいなの(イドゥリーって奴?)と何か粉を練ったもんにカレーやらヨーグルトやらがついて来た。腹もすいてたし結構イケたけど…これ初めて食う。何カロリーでツケときましょ??ええい…肉も入ってないし550kcal!センスセンス!
 2軒目は南インドによくあるミール(定食)。ご飯に味噌汁みたいなスープとカレー(サンバルと呼ばれる),ヨーグルト的なカレーの3種類のカレーとチャツネ(漬け物)が付いてくる。今回初の手の平でのカレー食い。──美味い!ご飯が多いけど肉なしだから700kcal!根拠なし!
 隣シートに座ってた北インド出身のヘラヘラした眼鏡の青年。チェンナイ市内の大学生で,土日でベンガルールの友達に会いに行くんだって。土日に8時間バスで往復?うーむ,インド人恐るべし。

 15時,ベンガルール着。最初向かったYWCAがチープで全面禁煙のくせにスンゴく横柄なんで,MGロードそばの中級宿へ。
 結構道がややこしい。ランドマークも分かりにくいし,道路や交差点(インドはサークル形式多し)にも名前の表示が乏しい。結果的に思いっきり遠回り。バックパック背負ったまま1時間半歩きに歩く。
 疲れた!水とマトンキーマのファーストフードだけ買って,そのままベッドへ沈没。
 AU形態の接続は結局ダウンしたまま。AUのお姉さんの嘘つきイ~!!しょうがないんで,この文章は携帯に保存しといて後でアップしまっす…AU携帯がワープロ(懐かしい響きじゃのう)とカメラとしてしか使えないぞ!!

[紹介]
▲ミールス
※出典 【食べ物から考える(1)】南インドのミールス - 田中樹 - | 風人土学舎