本伝後記01《1ケ月経過》風邪ひいてまんねん

 2008.9.16現在 
 (341日目≒11ケ月) 
▲66.9kg
体重半減達成
  

って完結したんじゃないんかいッ!
 いやいやいや…ダイエットに成功した5%のうちリバウンドしないのは0.5%。つまり20人に1人の狭き門をくぐれたダイエッターですら,10人中9人に訪れるのがリバウンド。
 ましてわしのよな大規模減量後のリバウンド危険率は高いと考えた方がいいッショ?わしなりに食感育成でかなり備えてきたつもりではあってもね。
 そこで多少事務的になるけど,1ケ月に1本の割で経過報告していきましょ!って企画で~す。
 要は上級者編。あんまりこの段階のリバウンド対策本は店頭にもない。
 もう何十年かして──ホントの減量法が世間の常識になった頃には,減量成功後のケアの本が本屋の一角を占めるよになるんだろね。その方が遥かに難しくて危険なわけだから。そこまで含めて効果的な処方が確立されるのはいつの日なんだろ?
 同じ状況の皆様,是非とも御意見や情報を頂ければ幸いでござる。

 本日,産業医さんのとこに出頭。1/4減の時点でもチェックして頂いたお医者です。
 韓国旅行以後どうも風邪が抜けず,38度位の熱がぶりかえし続けてる。一応その診断だけど,体重半減のアフターケアについて意見を伺えたらという感じ。
 新しい見解がいくつか示された。
 まず,急激な減量後のカラダはしばらく調整期間に入って,不安定な状況にあること。体脂肪率の関係だけじゃなく,減量そのものより減量後の体重で安定した均衡を取り戻す方がカラダには重労働なんだって。「しばらくって…どれくらいッスか?」「まあ…1年ですね」
 それと,恒常的な便秘には整腸剤は逆効果のことがあるんだって。風邪薬と一緒にもらったのは,腸の働きを活発化する薬。「いわゆる下剤ですか」「いえ,下剤とは別のものです」
 いやあ…やっぱり医者にはかかるもんだ!当面言われる通りにやってみよー!それと…あと1年は気を抜かずにケアしていきますね…。

 STEP99でのカロリー増加+運動強化プランは早くも頓挫してる。
 さっき書いたよに風邪が長引いてて,ランニングどころか起き上がれぬ状態が続いたのじゃ。そんなのが10日間。脂肪の減少が感染症への抵抗力をかなり弱体にしちまってることを実感する。…っていうかもう恐怖に近い!風邪の諸症状って奴が全然ノンストップなわけ!
 ──わしは生き残ることが出来るか!?
 ガンダムのエンディングテーマが脳裏に鳴り響く中,ようやく落ち着いてきたんで体重計に乗ると──どうなってたと思います?
 体重は72.2kgまでリバウンド!体脂肪率も14.0%までバック!…計算すると,リバウンド分はほぼ脂肪の増と見ていいみたい。
 体重が増えてホッとする──我が人生にかつてない感情を感じております病み上がりのわしです。
 やっぱり──体脂肪率15%ラインを下回るってのは生命の危険臭いね…これを越えそうになった段階で,カラダの再調整を待つのが安全だったと反省しちょりますばい。
 さあ…今後わしはどうしましょ??
 要は──目標体重到達は,まだまだ着陸じゃないって思うべきなんだろね。到達後のカラダの調整はかなり過酷な作業で,そのフェーズが終了して初めて着陸。「お客様,着陸いたしましたが今しばらくシートベルトを…」って感じ?
 減量中すらカラダの負担にならんよに運動控えてたんなら,着陸直後の調整フェーズこそ過剰な運動は厳禁ってことか?
 残念ながらしばらくランニングの欲望を抑えよう…その間カラダの調整を妨げるよなリスクをいかに避けていくか?
 リスクは2つある。過激なリバウンドと,極端な体脂肪率の低下。いずれの観点を欠いても減量死亡者の仲間入りしちゃう危険がある!
 感覚の切り替えが必要なんだ。生き残るために求められてんのは,減量過程での突撃感覚とは違ってバランス感覚。
 とすると今取るべきオプションは…体脂肪率の安全ライン15%をアッパーに,体重の半減ライン68kgをミニマムに見ながら,徐々にカロリーを増やすこと。
 具体的には5%ずつ。増加のスパンは機械的な日数じゃなくて,体重が半減ラインで安定した段階としよう。
 2000kcalまでは長期的には体重増はないはず。どこかで安定化するんじゃない?さあ~どうなるの!?