m19Am第二十波m十度目のニライは白しクチナジやm1赤嶺散歩(ニライF66)

本歌:千羽目の鶴は白色月涼し〔高田A〕

~~~~~(m–)m沖縄編
(往路)
~~~~~(m–)m
凡例 ピンク地∶沖縄
海域アジア長期
旅行第二部です。
沖縄→台湾
→再び沖縄と
マニアに動きます。
まずは沖縄天妃!
1234CoCo壱カレー持ち帰り650
1800セブンカステラ250
[前日日計]
支出1400/収入1180
    ▼14[202]
    /負債 220
[前日累計]
利益  -/負債 690
§
→十二月二十七日(五)
1101そば処たから家
骨汁550
1249魚まる
バター焼き定食(クチナジ・中,にんにくバター)550
セブンのおにポー300
[前日日計]
支出1400/収入1400
    ▼14[203]
    /負債 0
[前日累計]
利益  -/負債 690
§
→十二月二十八日(六)

 

缶切りでハイジャックしたら褒めてやる

ーディングゲートのドトールにてエスプレッソを舐めてます。0656,福岡空港。
 やっとのことで手荷物検査をリュックが通りました。
「キャリーナイフのようなものがある」とX線検査占いの御託宣(視認だけど)。前面の荷物をひっくり返した挙げ句,「これですね」と指摘されたのは缶切。最近あまり使わないので「じゃあいいですよ。捨てて下さい」というと「いや,機内で出さないなら持って行って下さい」──何なのだそれは?てゆーか,缶切りでハイジャックやる奴がいたら誉めてあげたいぞ。
 この先面倒なので,缶切りは「置き忘れ」てきました。

覇空港階段下のバス停に,LCC用空港からのリムジンが到着したのは0957。
 結構遅くなった。宮良11時は無理か。じゃあアレやってみるか?──実は体がガタガタです。昨夜の高熱からのウォーミングアップ,という気でしたけど,やはり少し不安が残ります。
 空港発のゆいレールは「てだこ浦西行」と行き先表示が変わってる。それが首里が焼けたと同時に,というのがなかなか悲しい。
 1017,ゆいレール発。1019,一駅先の赤嶺で降りる。体力的にリュックは無理なので,ロッカーに突っ込んで改札を抜けました。
🚈🚈

第二ゲイトからXを目差す

札前の地図をしっかり頭に入れて,1025南側の地上へ降ります。
 寒っ。
 風がえらく強くて全然南国を感じません。
 赤嶺交差点から南側,県道231,CABIN HOTEL方向の細い道の方へ入る。1032,バス停「第二ゲイト」サンエー前を通過。

~(m–)m 本編の行程 m(–m)~
GM.(経路)

▲バス停「第二ゲイト」

をつけてた「魚まる」を覗いたついでに,1035,一つ西の細道へ。
 1036,守札そば。
 南前方に小高い円山を認める。今回手始めに目指した「X」(下記参照)でした。

──なんですけど,これがいきなり難物でした。
 1040,山の手前で道が尽き元の県道に戻らざるを得なくなりました。ad(住所表示)宮城一丁目1。番地は元集落っぽいのに……。

▲1046アパート群の向こうにXの小山

高宮城の低い丘

山の南側の路地へ右折西行。再び右折するも小山への接近ルートなし。山頂部には祠の石積のようなものがちらちら見えるのに……。
 1047になる。アイムアップと見て道なりに西へ。ad.宮城一丁目2-9。

▲1048ところどころに石積みの残存がある。

 側は緩傾斜。
 これが先のXから宅地の造成前には続いていたと考えるならば──元々は,高さはなくともかなり面積の大きな低高地があったと思えるのです。

明治期の旧・高宮城村地籍図

*沖縄タイムズプラス/明治の地籍図、那覇市文化財に 旧高宮城村 2014年
URL:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/38221

城という地名は多い。赤嶺南のここは旧称を高宮城と呼ぶようです。
 上記はその明治期の地籍図です。現物の古文字を丹念に読んでいかないとホントは分からないけれど,それでも,この高地を境に南北(地籍図の上下)で道筋のパターンが異なっており,特に東半分は高地を取り巻く円環を成す傾向を見せます。
 併せて,道の基本構造が現在とは全く異っているということから,沖縄戦かその後の造成で大きな変化を経たことが分かります。

▲1050宮城の高地南麓辺りの東西道

路。1050,左折南行。
 まだ続く。路面や沿線家屋は全くの住宅地然としてるけれど,この細さでこれだけの延長があるということは……古い道らしい。
 宮城一丁目5で途絶える。右折1052西行。1053,宮城自治会館
 1054,一丁目8から左折南行。11時ジャストに「そば処 たから家」着。既に十人超の行列。
 メニューが新しい冊子になってて──無くなったかと焦った。この人数がほとんどそばだけ頼むんだから,一度は食べてみたい気もするんじゃけど……。

鶏と豚の黄金比率

▲初食にて「たから家」の骨!

101そば処たから家
骨汁550
 骨付き細切れ肉の素晴らしさ!やはりここは絶品です。
 後半戦でコーレーグスをかけるのは素晴らしい効果!

▲どアップ

極あっさり鰹コクだし」と壁書きで自称する──この汁!この黄金色スープの凄さ!──言われて見ればコンソメです。奇と言えば奇なんだけど,沖縄の下世話な味覚が西洋の上質と融合してる。
「鶏と豚の黄金比率ミンチ」で出汁をとるんだと書いてる。そうか……この華やかさは豚の出汁だけじゃないわけです。
 ごちそうさまでした!
Walking qi-yue
行,1151北。
 ここからのバスも面白そうだけど……。それよりも先に,サキハマ牧志店に明日からのバイク予約を入れておく。今日は歩きでリハビリに徹しましょう。

祖神堂とその聖域

▲1210祠

歩を進めるうちに──1205,宮城一丁目10の公園に上の祠を見つけました。
 GM.には祖神堂とある。→GM.∶宮城1丁目3-23
 公園中央にお堂,その西角にある祠でした。沖縄の原理で行くと……ここはまず,この祠のために造られた公園です。

神堂
〔日本名〕沖縄県那覇市宮城1丁目3-23
〔沖縄名〕同
〔米軍名〕39高地?

▲1212お堂

には石3つ。祭壇あり。宮城自治会管理。今も掃除のおじさんがいる。背景にはマンション。
 お堂は前面にかんぬき扉。中は見えない。ハゲのおじさんに挨拶される。
その向かいを東へ進むと…何と!さっきの小山に戻りました!

▲1228高良三丁目の山(北から)

216,北へ入る。りうぼう前に出た。右折東行。
 高良三丁目15。道を失う。あっここか?ぞくっとした。以前沖縄Xでプロットしてた場所でした。
 少し戻って北からの侵入口も探す。ない。

▲1231同山(東から)

パーキングを南へ横切る。石造りの直下までは来た。光ハウス前の階段を登る。梯子で登れるけど流石にこれは危険。銘菓琉球酥の真西──ここは軟弱に引き下がることにします。
 やはり何の表示もない。由緒ある神域だと感じるんですけど──とりあえず,北と東から一枚ずつ。

▲「ゆんたくひんたくは居酒屋で」

クチナジを知らずに御注文

239,バス停宇栄原入口。この地名も意味深に見えます。
 守礼そば超満員!でも本日は──さっき見つけてた店へ。げげっ,ここも満席!
 あれ?でも,もう空きそうです。
1249魚まる
バター焼き定食(クチナジ・中,にんにくバター)550

前の夫婦は中国人。どうやら観光的にも有名店らしい。現在待ち客は8人,やはり選択は間違いないかも?
 沖縄の魚料理は,イカスミか魚汁とか完全に独特なのを食べるのでなければ,技法には期待しない方がいい。アメリカ料理的に素材の旨味を味わえるのが一番。するとバター焼きで有名というここが納得できる。今日のメニューにも6種類が並んでました。
 で。クチナジって何?──と無謀にも注文した後で調べると……確かに沖縄にしかいない魚で,美味は有名らしい。

イソフエフキ:代表的な呼び名 クチナジ
魚貝の物知り度 ★★★★★ 知っていたら学者級
食べ物としての重要度★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度★★★
外国名 Pacific yellowtail emperor
漢字 磯笛吹
由来・語源/岩場に普通にいるフエフキダイという意味。
*市場魚貝類図鑑/イソフエフキ
URL:https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%AD

▲バター焼きのクチナジ

う!
 白身魚で,脂が旨いタイプじゃない。最初は淡白すぎて大味に思えたけど,何というのか……歯応えはあるのに蒲鉾か魚肉ハムのように噛めば噛むほどじんわりと味わい深い。
 これは……確かにシンプルに焼いた方が旨い!
 あるいは沖縄天ぷらに最適の魚肉です。
 それがお頭付きで一匹!──豪勢なもんでした。

▲バス停「第二ゲート」

路,ふと気づく。
 バス停「第二ゲイト」の向かいのバス停は「第二ゲート」?使い分けてる…わけはないよな?
 1346,赤嶺ホームに立つ。ゆいレールに再度乗車,旭橋まで。

せやろがい(そうでしょう?)おじさん

▲1341赤嶺駅に帰りつく

やろがいおじさん」という人が知名度を上げてるらしい。
 ゆいレール車内に「お~い 視線をアジアに、むけていこ~」なる謎の広告……の正体は沖縄県アジア経済戦略構想というものの紹介のようです。
「『視線はアジア』で検索」と書いてあるから,ググッてみると特設サイト に辿り着きました→URL:https://www.ajikei-okinawa.jp/
 読んでみても豪勢ではあるけどよく分からない。分からないけど,とにかく新しいものが絶えず噴出してくる沖縄から,今回も歩き初めてます。

謎深き「せやろがい」おじさん

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