[本句]空しんとしてかわせみの飛ぶ予感〔横浜翠嵐〕
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佛山市順德區 陳村へ南行。 前半戦・ 広東四名鎮 最後の村です。 |
支出1300/収入1320
▼13.0[②319]
負債 20/
[本日累計]
利益 -/負債 867
四月三十日(三)
0750 又一间茶点轩(中山七路店)
鉄観音
排骨陈村粉
荔湾艇仔粥370
1317潮珍排骨飯
咸魚花肉飯+青菜 450
1807 超記煲仔飯
超香腊味煲仔飯 550
[本日合計]
支出1300/収入1370
▼13.0[②319]
負債 70/
[本日累計]
利益 -/負債 797
五月一日(四)
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今朝は0647発。まずは諦めるために天字码头へ。
天気はやはり曇天。
阳光租房という店の掲示板。この辺りで一部屋一月二千元するのか!
「軍民共建模範街」の文字。
「南关海傍街」という門に出ました。
ATOUR HOTELのスタバ前
第壹面はもう営業してる……。
广州客轮は観光船としては日に13便運航してる。天字発は1000-1700。中大・海心沙码头の三カ所を40分かけて回る。──ただどうやら電子票らしい。身分証まで要登録。0702頃に波止場へのシャッターは開いたけどカウンターは無人で買えない。
川辺を西へ。岸は整備され雁木らしきものはなし。対岸の船着きも艀になってる。
船は走ってない。浮くゴミ多し。
東はるかに見えるのが広州塔か。
川べり歩道は気持ちよいけどバイクもすっ飛ばしてくので怖い。
海珠広場站Aから地鉄へ。6号で二駅、文化公園。0731、8号乗換で同じく二駅、陳家祠。
──コロナ前にはあれだけ入り浸ってたこの界隈を通ったのは、今回はこの時ともう一度だけになりました。
どうも……上下路付近は観光化し過ぎたのか、好い飲茶店はヒットしなくなってます。西关人家や広州酒家本店もどうなってるのか見つからない。已む無く懐かしの陳家祠站を目指してみることに。多分……やっぱり相当変わってることは覚悟してます。
6号の車内はラッシュ仕様なのか椅子がほぼなかった。
逆にというか8号には、車両継ぎ目に座席かある不思議な構造。終点は滘心。この文字は広州では珍しくないらしいけど、心なの?
0734到。南東Bから出る。交差点の南東角へ渡る。
人の流れから東端にある専用エレベーターを発見。
0750 又一间茶点轩(中山七路店)
鉄観音
排骨陈村粉
荔湾艇仔粥370
茶はやはり袋。白茶を頼むにはどうすればいいんでしょ?それともホントに飲まないんだろか?
湯は店内数カ所の給湯器でついでいく方式。広州の日常的な飲茶は、荃湾と同じくこんなものなのかもです。
陈村粉というものは割と歴史は新しくて飲茶からの発祥らしい。予習しておく気になりました。
向かいのおばあちゃんが数品とって食いまくってる席の前に相席になってしまってる。ついでに横にもはばさん。勝手に座る方が良かったんだろか?でも窓際席に座ろうとしたら二人席だと怒られた。──どうも、客同士の席取り合戦も厳しいものがあるらしく、うっかり座ろうとして怒鳴りあってる人たちを頻りに見る。まあ庶民的ということではある。
洗茶を見てるとどうも茶葉を入れる前に湯でやるらしい。それは洗茶と言わないんじゃないか、と思ってさらに観察すると、茶を淹れたあとも一煎目は流すらしい。かつ、その盥は自分で捨てに行く。
2品一緒に来たので、冷めそうな粥から先に手をつける。
最初、香港粥らしく混ぜずに表面をすくう。深淵な米の淡味がある。艇仔粥でもこの滋味がしっかりしてるのに驚きましたけど、逆に具に頼らない「粥本体」とでもいうべき味覚がしっかりしていてこそ本物の艇仔粥なんでしょう。
具は凄い多彩さです。錦糸卵にピーナッツ、葱と油条のほか、スルメイカと痩肉の切れ端が沈んでる。これら全てが上手く出汁っぽい味覚を出して渾然一体になってます。
──スルメイカはそれだけを食うと臭みを感じるほど魚臭いものを、痩肉もくたくたになったのを使ってるようで、複合してこそこの複雑味を出してくる。
やはり一口一口異なる、しかし米味に戻ってくる味覚。
ハート型の容器がとても恥ずかしい粉は、最初に食べた方が良かったかもしれない。プディングみたいな感覚で固まってしまうものらしい。ただし、それでいて少しつつくと、ポロポロと崩れていく。地層があるような感じで、食べると程よいネットリ感とポロポロ感が同居する。確かにこれは他にない口当たりです。
辣子の要否を問われたので「要」として振りかけたんですけど──貴州の何とかというQQな料理と同じく、刺すような辛み。でも確実に美味い。何が何だか分からない美味さですけど、美味い。
さて0911。広東語のおしゃべりがさざ波のように立つ心地よさからの、そろそろ制限時間です。席も大概、満席に近づいてきましたし──。
システム的には仲良くなりにくい店ですけど、味と居心地は確実なのでした。
0926、1号で二駅、公演前。2号乗換で南下、終点・広州南へ。7号で三駅、陈村。
今日もそろそろTシャツになりたい時間です。
「This bod’s for you.」というTシャツを着た女を金盾はなぜ放置する?
おとなりのどちらもむぎわらぼうしのおねえさんふたりはおしゃれのつもりなのか──無茶苦茶にぼうしをじゃまそうにしてます。
やっと座席が空いてきた。南站まであと三駅。0953

移動しながら陳村への侵入路を検討する。
地鉄・陳村より一つ先の錦龙駅でバス停・陈村医院から三駅の麦岸路へ831路で動けたなら、陈村南西の川辺から地鉄・陈村へ東北行できる。──再度見ても、ここは昨日の东莞石龙以上に、コアが把握し難い。水路が縦横に走ってる以外に、脈絡が読み取れない。道の名からすると、北東の方形水路内が「内城」のような位置と想像されなくもないけれど──
あと、陈村の南に突き出してる現・陈村公園の湾入は何でしょう?
1012。7号車内でおきょうの画像を見る男。ざせきのまえでつったってせきを確保しつつスマホをみてる自己ルールの比率の大きいオヤジらしい。
1021錦龙下車。着替えてから改札へ。陈村旅游地図。売出し中なのか?2022年度に陈村花宴というのがあったらしい。「萌桔」というキャラ。
C佛陈路から出る。いや?Dが正解。
少なくとも一面は凄い現代都市です。
麦岸路へ831。危うく逆方向に乗りかけました。831──アルセーヌルパンみたいな番号です。でもさっき逆には来たもんな。1052
高徳地図(経路:地鉄駅・錦龙~バス停・麦岸路)
あっさり!1054乗車。
バスから見ると結構街並みは本格的。全然「村」じゃない。南西角のWYNDHAMというモールも本格的な巨体。
二駅目・農貿市場。おばちゃんばかり十人もガヤガヤと乗車。次だ。麦岸路下車。
1102。車道向こうには高架を渡るしかないか。
おお!左右とも他に高架なし!
1107麦岸路五巷へ南行。軒に竹の皮を丸めたようなのが干してある。
家屋は古い!
1111T字を右へ西行……出来ない!道なりに東へ。工事現場を無理矢理西行……出来ない!ズブズブの道にはまった挙げ句高架下まで引き返し車道脇を西行。1119
高架橋真下から麦岸路を改めて南行。
観光地なのか?
ad.11の裏手に気配を感じ入ると池。1124
ここは池の南を通過できました。1126
釣魚場と記してある。舟が一艘沈んでる。1127
池を離れ西へ。ad.麦岸路一巷5
ad.15。パティオと橋。公示牌によると南の川は「魚栏支桶」。ガジュマル樹下に少し石積みが残る。
ただ基本的には半ば壊された村でした。1136
北へ向かおう。
──間違いなさそうです。半km行かない辺りで車道下が交差してるらしい。西へ。今831とすれ違いました。
1142あれ?龙母路?──目的地がそのまま道の名前です。左斜めに入る。集落入口に鉄扉、夜には閉めるらしい。城かよ?
──見えた!
宮は道の右手西側。向かって両側、南北に金爐。右金爐の内側に額「大士座鎮」──逆からかどうかは不明。右聯「行善終有报」左聯「做悪永難逃」
「令」と書かれた木槌を手にしてドヤ顔。足元に青鬼。さらに下に蜜柑三つ。線香多数。1150
本殿右に牙のある茶顔の鬼。左は耳に手を当てたなよなよ男。額「龍母廟」右手銘に「壬申〇冬〇」右聯「廟宇重修千秋共享神龍福」左聯「地方旲結〇古国沾聖母恩」
正面に衝立。
右殿は女性像「荷花仙姑」。左は男性役人風「五龍太子」。
中央は女性像「龍母娘娘」、左右にさらに女性。
右聯「龍母護航通四海」左聯「神靈顯聖祐千家」
像に古いものはない。顔の造りが似てるから近年の同一作家による制作かと思われます。──その割に堂は古いから、文革か高速道路建設で一旦破壊されたのを近年再設置したものかもしれません。
さらに南の堤防道沿いの二本の樹下に祠。
福徳祠とある。
右聯「福縁歸信善」左聯「德行自己修」。中は右に白髭爺様、左にふっくら婆様。蜜柑四つ。
右手に諸仏から招き猫まで。左手に金爐。その下に額。
「地蔵天下寶
五方五土龍社
前後地主財神
主納世間財」というのがゴミに埋もれてる。
1211右から撮影。
その南は幅25mはある川。ただし近年設置らしき堰かあり、泳ぐのも釣りも禁止。──水路の分岐ですから、水神の立地としては自然な地点です。ただ神像と崇拝様式だけが新しい。
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西の高架下を再び目指す。
なお、高徳地図上で「龙母_順徳」で検索すると何と20個所のヒットがあります。陳村のものはその最北、下記地図で言えば17番にあたります。
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