Range(銅鑼湾・湾仔).Activate Category:香港九次 Phaze:栄園

一等車両へどう乗り込むのじゃ?

▲粉嶺駅前のバス溜まり

415発の列車に乗車,この時は素直に南行してます。
 素直に,というのは,徐々に興味が疼いてきた香港新界の北辺をバスで行けるのではないか?という小さな野望が芽生えてたからです。つまり元朗~上水・粉嶺の直走ルート。香港・大陸境界線とも言えます。
 このルートは,次回の十次で挑むことになりました。

▲粉嶺駅改札

嶺の鉄道駅はローカルな匂いです。
 台湾南部や韓国のような古い駅舎じゃないけれど,日本の田舎町の平屋の駅という感じ。気安い風情です。

▲二等車と一等車の境のカード読み取り機

想通り座席は塞がってます。
 2等車の端にたたずんでると目に入ったのがコレ(上記写真)。
 1等車両との間の扉前に,こんな機械がある。カード読み取り機らしい。見てると,八達卡で5HK$払って入る仕組み。払わないとドアが開かない訳じゃないけれど,そこはおそらく検札があるんでしょう。けれど,どう確認するんでしょう?

銅鑼湾の上を向いて歩こう男

▲車内,立ち客の隙間から。日本じゃね?と言われたら反論しようもないけど,シチュエーションは割と希有な一枚かと。

ってたら確実に眠りこけてる疲れに耐えつつ──それを忘れるべくメモに精を出してます。
 九龍塘。ここが広東語でガオロンタンと読む場所でした。
 1452,乗り換え,2駅で太子へ。
「石硖尾」というのも不思議な地名です。shek kip meiとピンイン,アナウンスはシェキッメイと聴こえる(注)。
 1457,太子駅で下車。結局ずっと立ってた。初日だけになかなかツラい。
注 中国wikiによると,深水埗区风物志に「石硖尾」の原名は「夹石尾」又は「甲石尾」であるという。いずれにせよ何のことか分からない。
※ 維基百科/石硖尾「根据梁炳华编著的《深水埗区风物志》记载,石硖尾原名夹石尾(甲石尾)。」

▲1643銅鑼湾寸景。彼を撮ったわけじゃないけど,右手のプラスチック椅子を手にスマホを上向きに構えた男が謎ですね。

快き空振りは春節の味

子を巡るけどパン屋は休みでした。
 ベンチでしばしうたた寝。
湖の北にありとてライチ無し
 1612,銅鑼湾。──そういえば春節です。香港カレーの個人的名店・生龍は…正月休み!貼り紙によると…明後日11日から営業!
 1649,湾仔へ。快楽餅店も正月休み。こちらは再開日不明…。

▲1655湾仔寸景。二階建てバスの巨体はやはり絵になる…と個人的には思うんですけど。

▲1657,湾仔の「森」。九竜より,一番香港らしいカッコよさの街…だと思ってます。

▲1709湾仔街角で「地産」──不動産の貼り紙をチェックする女。

発展途上感が美味しい香港カレー

かん,カレーを食べる口になってしまってます。
 たまらず通りがかりに見つけたこちらへ。──湾仔駅の西辺りだったと記憶してます。
1717叻沙
秘製咖喱猪頸肉飯58HK$500
 客は少ない。ただ固定客がいる感じ。要するに地元密着的な茶餐庁です。

▲カレー!

い。ただ絶品ではない。
 ネック肉をこれでもかと使ってるしカレーはまさにマレー風。まったりとしたスパイス使い,サラサラしてるのにコクがある。ただ中華の一捻りが乏しい。
 ネック肉はイサーン的な丸焼きそのもので,そのまま食べれば確かな旨さなのにカレーには馴染んでない。マレーのスパイス使いの後ろに中華スープが隠れていない。

営は香港人に見える。本場を意識し過ぎてるんだろうか?
 素晴らしく気楽な店内です。成長株として残ってほしいお店──と,独特の発展途上感にやけに好感を持った店でした。
 1746,湾仔から金鐘乗換,佐敦へ。ええっ!千達まで休みなの?しかも2月19日再開?
 お…お土産どーしよう?──花靴を目当てにしてたんですけど…うーん。
 と春節らしい空振りを続けたうっぷんからか──こうなったら初日を絶品で締めてやろう。ならば──旺角のここじゃ!

旺角ど真ん中,奇跡を愛でる麺

▲1940麺!

939栄園麺家
ワンタン麺300
 ここのは,他と旨さの質が違う。どこまでも,淡々と直球というのか──汁もシンプルなチキンスープ,麺も正統派そのものの卵麺。何の力みもない。
 そういう店が,この新奇な店が現れては消える旺角のど真ん中にある。その奇跡を愛でる人々がここに通い続けてるんだろう。
 ワンタンも,かじってみれば海老と肉玉そのものでした。
 今回はラー油を加えてみた。辛いラー油でした。むせるほどなのに,味覚は崩れない。この直球のクオリティゆえです。

▲忘れちゃいない鶏尾包

宿にようやく戻ると…おいおい,やっぱりオーナーがいないぞ?
 仕方ないから朝に聞いてたバスワードで入る。リュックも朝のまま置いてきぼり。デスクからオーナー名の携帯に電話すると,「お前の部屋は■■■だ。」という。「鍵は?」と訊くと部屋の中にあるから勝手に使えという。
 指定の部屋に入る。探したら鍵はドアの裏にあった。すると…オーナーはおろか宿の人の顔を全く見ないままチェックアウトすることになる。これは初めてでした。
 まあ代金と宿泊の交換だけは出来てるわけだし──ある意味香港らしいやね。
 …何か強がりばかり書いてる悲しさを感じる。明日に期待しましょう。

HK9 総合目次
2-08 11香港入り
2-09 21名都花園→22崇謙堂→23老围→24栄園:銅鑼湾~湾仔
2-10 31元朗西邉村→32元朗山貝村→33Re赤柱→34金龍:銅鑼湾~観塘
(間奏)35通菜街の夜 36広告
2-11 41瑞記・鳳城・生龍→42皇都戲院:銅鑼湾・北角→43煙廠街:旺角・深水埗
2-12 51最終日

「Range(銅鑼湾・湾仔).Activate Category:香港九次 Phaze:栄園」への3件のフィードバック

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