外伝17-109 胡同へ礼儀正しく蛇入る／胡同からの帰還

５号に３駅で東四

ＮOVOTELでトイレを借りる。1819，帰路につく。
　５号に３駅で東四です。数字ばかりで座標上を移動しとるみたい。
　足が良く持ってる。気力と体力より先に筋力が根をあげてるけど，それでもまだツリもしていない。

▲崇文門站から５号で３駅，東四へ

車内は立ち客がかなり出てる。ほぼ満員電車状態。
　たまたま隣のおばあちゃんが降りて座れたけど…もう立ちたくない気分。
　灯市口站。この西に金魚胡同があるけど…明日にしよう。これで10の胡同中４つ回ってる。北の５つを回ればこの金魚だけになる。
　今回の旅行も，正味明日１日のみを残すところとなりました。

▲やっぱり，普通の地下鉄駅では普通にX線検査があります。

由緒があるとは知らなかった

東四の駅に帰った。
　1825。東四の「とんすー」という11の発音がモールス信号みたいで宜しい。
　B出口から出る。
　東西の朝陽門内大街の北には東四二条，東四三条という道が走ってるらしい。古い建物が見えたのはこの道でしょう。
　この宿の場所は，地下鉄の利便性だけで選んだ。だから，まさかここに由緒があるとは，この北京一日目にはまだ知らなかった──→外伝17-116 胡同＝東四四条，柳芳行。

▲麺！

駅すぐの場所の面屋がえらく賑わってる。ここで一食行こう。
1838面兑
老坛酸菜面15元400
　うーん。飯類のメニューもあって気分的にはそっちだったんだけど，得意分野はやはり面だろうな…と見た。
　やはり月並みに美味い！
　出汁は予想通り感じない。福州的な折り重なった感じではなく，シンプルな白湯に酸菜の酸っぱ辛さが相乗してる。
　椀の底にはニンニクが，煮たり焼いたりしてない生の辛味を帯びて残ってました。ひょっとしたら山東のように多量にではなく抑制された形で使うのが，朝の料理も含めて特徴的なんでしょうか？
　しかし…カウンターで食べたけれど，凄い人気です。老若男女を問わず入ってます。若い人はジャージャー麺を頼む声が多かったように聞こえました。

▲外観の美しい麺屋でした

カメラと並んで名月をのぞむ

東にはマックがあった。この建物にスーパーもある。
　朝陽門内大街を南へ渡る歩道橋から，中秋名月をのぞむ。
　ただこの歩道橋脇から，環視カメラも月影の方を向いている。

▲東四の歩道橋沿いの監視カメラ

歩道橋南のOur Hour 全時というコンビニは，自助のほか早飯までを兼ね備えたイートインショップでした。このタイプは，冷凍飯とかおでんならもちろん日本でもありますけど，ここまで本格的にファーストフード並のコーナーを設けてるのは見たことがない。
　つまり朝はここで，包子と豆乳の早飯が頂けるのです！

▲コンビニ内の自助コーナー

▲凄かったパン屋のパン