/※5512’※/Range(ソウル).Activate Category:上海謀略編 Phaze:真っ赤な鍋と白味噌煮

観光客は黙って南大門市場

▲0942「鶏とり湯」「いかチ定食」と謎のメニューのオンパレード

った迷った!
 韓国最大の総合市場・南大門!……というイメージが先立って,これだけ酷いお疲れ状況でも足が強くなってしまってるらしい。昔の感覚で歩いたら,とうに通りすぎてしまったらしい。
1005 ヒラクカルチ
カルチジョリム500

▲1013カルチジョリムの赤鍋!

禁断の味覚・カルチジョリムぶっかけ飯

刀魚通り」はこの店だけじゃない!とは既に確認済。北隣の店もかなり繁盛してるけど……今回は懐かしいここに。
 壁を見ると他メニューも……
コドンエジョリム
モドンセンセングイ
サムチグイ
コドンエグイ
ケランチン(サービス)
 さて来た!太刀魚!──血漿のように赤黒い見かけに関わらず,塩もコチュジャンも極めて端麗な味わい。魚身は,日本のより骨格が小ぶりなんだろうか?いつも難儀する両端の小骨は,だからもう今回は,最初から噛み潰して食べた。あれをいちいち取り出すのはちょっと無理。
 ただ……やはりこのアルミ鍋の醍醐味は,太刀魚のコチュジャン煮汁にあるのである!

▲カンチジョリム汁のぶっかけ飯

躇はない。飯にぶっかける!
 大根と硬い菜っ葉からも甘味が出て,それが太刀魚の汁の深い味覚に被さってる。これにパブ(白飯)!
 当たり前だけど──旨い!!コチュジャンが甘く感じる。それだけだとかなり辛いんだけど,端麗さの方が先に立つ。
 うううっ!この食感は,舌が覚えちゃうと何にも変えがたい。

▲1050地下鉄へ

か言って酔いしれてると……もう1時間を切った!
 2ブロック向こうの市場内のハジャンシル(トイレ)に寄るともう時間はない。夏に買った保寧人参でそそくさと朝鮮人参エキスを購入。
 道端でよもぎもちを売ってた。2千Wという。購入。
 最後の望みをかけてた買い物競争,①ネクタイ,②靴紐,③スマホケース,④キーホルダーは,南大門の軒先を軽く見た程度では探し切れなかった。完敗。
 1053,会賢駅から4号でソウル駅へ一駅。漢字では首尔站と書かれてる。1056到着。

実弾はありませんか?

▲九州SANQパス観光広告

札前に大荷物で立ち止まってるのは大抵日本人の,大体二三人連れ。
 ソウル駅でのチェックインは離陸3時間少し前まで,と断られた。イミグレもダメか。
 1113,一階でタバコ。ここは……どこだろう?シャトルバス停留所とあって東に線路が見えてる。西口の中庭みたいなとこか。
 前の苦い経験上,15分前だけど改札へ。
 足が……おそらく足裏の豆を無意識に庇うからでしょう。足首に来てる。
 1118,B2からオレンジゲートを抜けB7まで降りる。

▲「実弾はありませんか?」そんなん持ってる人は,看板見ても出さないよ,きっと。

イレに行き忘れてた!とホームのお姉さんに訊く。「かーふぉー」と言うから焦ってたのか4階のことかと勘違いし,エレベーターに駆け込もうとしたら慌てて止められた。AREX列車は4号車(一番後ろ)に車内トイレがあるそうな。
 1129。間もなく出発。勝手のきかないソウルでした。特にXが通じないのは大きな教訓になりました。というか悔しい。
「4号車でトイレをご利用ください。ありがとうございます」とわざわざ日本語でアナウンス。さっきのお姉さんか?

上に出る。1140。左右とも沃野の緑が広がる。
 1142,河。デジタルシティ辺りか?
 1144,再び地下に潜った。
 1150,二度目の地上。のどかな町をバスが走ってる。というかもう農村です。
 海。対岸にビル群,となれば仁川でしょう。ノース・インチョンの高速ゲートを見かける。
 1159,橋。空港の島へのものでしょう。
 1200,到着アナウンス。韓国語,英語,中国語,日本語の順。
 晴天。緑野に雲無し。

豪速球のなす味噌と変化球のさば味噌

▲ソウルのイミグレはほとんど日本と同じパスポート読み取り式。一気無人化してました。

港には相当数のネクタイもあった。これなら南大門でも探せばあったろう。
 でも空港のは100~160US$のものが多く,それだけの価値のある品には見えなかった。だめ押しで完敗。
 ②靴紐,③スマホケースはともかく,④キーホルダーは絶対あるはずだけど……買い物観光客としてはワシ,資質なかったらしい。とほほ。
 帰国。

▲正福のさば煮

角,博多でいい時間が空いたんだから,と最近観光客が多くて昼には入れないこちらに寄る。
1702味の正福
煮魚(さば味噌,なす味噌ハーフ)550
 日本の返り討ちに,最高の膳が出てしましました。
 ここのなす味噌。このシンプルな,つまり殴り書きしたような骨太の味わいは,味覚の筆致で安徽的です。赤味噌をたっぷり生姜入りでがつんと茄子にぶつけてる。
 対してここのさば味噌。これはまさに芸術的。同じ味噌でも,白味噌をごく薄く,おそらく煮立てずそっと染み込ませるような形で仕上げてる。
 魚の骨取りには自信があるはずのワシが,ここのサバにはなぜか手こずる。極端に新鮮なのか,違う種類か──ということはないだろう。でもどこを割っても失敗して骨がバラバラになってしまう。──おそらく調理の仕方が,あまり強い火を使わず,味噌を生かす控え目な方法なんでしょう。
 豪速球のなす味噌と変化球のさば味噌。これを並んで出されると──
1702ご飯のおかわり200

淡々として原石ゴロゴロ

▲南大門のヨモギ餅。これもまたべらぼうでした。疲れて爆睡したから何も書いてませんけど、韓国のトックだからなあ。

直,このマイナーなエリア・淮水周りは,淡々とまとめられると思ってました。
 選んだ町も,程好く繋ぎ合わせただけで,選び抜いた,ということはないのです。
 しかし出るわ出るわ!
 纏めたのがコロナの旅行禁止期間だったこともあるでしょうけど,原石がゴロゴロしてる,という手触りでした。
 やむを得ず,レポのリンク集を一枚別に作成してみます。今後の,何よりとりあえずはこの秋冬の海域アジア編の重要な羅針盤になりそうなので。
 というところで一旦筆を置きます。

@@@@@ 目次 @@@@@

04/27六 10
首頁
[釜山・上海]11西蔵路スタート地点
04/28天[揚州]21揚州への道 22双橋郷迷走 23広陵区酩酊 24白昼の東堀端 25迷路は甘泉路へ 26夜桜の川辺
04/29一[揚州2]31彩衣街の葬送 32五谷巷を逃げる 33東関街淡々 34魔の湾子街ブロック 35皮市街より東 36福縁寺地盤跡 37黄昏広陵奥地行 38最後は小塞淮河
04/30二[淮安]41西遊記の町 42河下古鎮は良い処 43観光ファッション通 44楚州中学育才路 45南門大街の白い道 46淮安離脱を許さず
05/01三[淮安2]51老西門バザール 52水路を行け 53東長街西屈曲点
[徐州]54廃黄河は西へ
05/02四[徐州2]61快哉亭の城壁 62徐州の中心で 63户南巷征収区 64北行大新庄巷 65朱庄村治沟修路碑 66南行堤北巷 67中国人寿站
05/03五[徐州]71到南関基督教堂 72徐州肚子痛行
[合肥]73再到合肥 74南陵路征収区 75東菜市でお買物
05/04六[芜湖]81夢の蕪湖古都 82揚子新村も征収地 83蕪湖大潤発
05/05天[芜湖2]91花園路堀端 92大高架工事の北 93四湾路に讃美歌 94道真ん中に鉄塔の道
[上海]95そして上海へ
05/06一[上海]A1南翔野菜小龍 A2老城北東外縁 A3ポイントにはマンション A4桃の清真寺 A5孔子様を弄ぶ A6上海横断ソウル行き
05/07二[漢城]B1南山西麓登り道 B2真っ赤な鍋と白味噌煮

「/※5512’※/Range(ソウル).Activate Category:上海謀略編 Phaze:真っ赤な鍋と白味噌煮」への3件のフィードバック

  1. Your article made me suddenly realize that I am writing a thesis on gate.io. After reading your article, I have a different way of thinking, thank you. However, I still have some doubts, can you help me? Thanks.

  2. I may need your help. I tried many ways but couldn’t solve it, but after reading your article, I think you have a way to help me. I’m looking forward for your reply. Thanks.

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